つい最近、「中国政府は年内をメドに動画像を高速で送受信できる第三世代を開始させる」との報道がありました。偶然に日本でも送受信速度が現在の10倍で、テレビ番組を送受信できるような携帯がまもなく誕生と伝えられています。もうどんどん進化して、経済不況もイラク攻撃もどこ吹く風、世の中携帯を手放さない形態となってしまったと改めに感じました。 昔、人と人の交流は顔を会わせることを前提としていましたが、今は会わなくても、会ったとしても背を向き合わせ、「ビビ」と親指を動かすだけで気持ちを伝えることができます。 周りを見てみると、通勤中の電車の中、片手が手すりを持って、片手の親指をしっかりと動かすOLやサラリーマン、レストランに入り席についた途端、携帯を触り始めるカップル同士、そして公園のベンチで携帯に向かってけらけら笑いながらメールしている女子大生、一番コミュニケーションを取り難いという父と娘の間でも、親指一本で絆ができている家族が少なくないでしょう。こんなふうにどこでも、いつでも携帯が押されている「ビビ」の音と熟練した親指の動き、正に国民的親指文化が巻き起こされている感じです。 この文化の誕生のおかげで斬新な交流が生まれ、ショートメールを使いこなすことによって更に斬新な言語エリアが開拓され、一種のニューライフスタイルも生まれたといえるでしょう。 きっと人類の親指がどんどん強くなり進化していくことは、アンデルセンが「親指姫」を書いたころには予想できなかったでしょうね。 |