去年の10月から北京放送と番組提携することになり、毎週日本から番組を送っています。最初は「北京にいる家族、友人の耳に自分の声を届けることができる、嬉しい!」とそれだけで喜んでいましたが、実際やってみると結構大変! いままで中国の情報を中心に伝える番組と逆バジョンで、日本の文化や流行またユニークな日本人を取り上げることになります。しかもすべてを母国語にチェンジしないといけませんでした。例えば今まで紹介した中で京都協定書を発効したことによって日本の反響や、少子化高齢化が進む中日本人はどう歯止めするのか、“負け犬”と呼ばれる独身女性はなぜ結婚していないのか、自分の将来はどう計画しているのかなど… これらのネタを普通の日本人に聞いてなるべくわかりやすい視点から紹介すること心がけています。そのため普段ネタ集めにかなり神経を使い、毎朝日本、中国の新聞を読むことから1日スタートしてから、途中昼休み中のニュースを必ずチェック。一週間の7日間左脳に日本の情報右脳に中国の情報といった調子でした。 やっているうちに思うのは情報が溢れる今日、集めるより選ぶのが難しいです。しかし、自分の番組は北京全域でアメリカ、イギリス、オーストラリアなどの国営放送と同じコーナーに流れていること、それによって少しでも私が見た日本、知った日本人のよさを現地に伝えることが出来ることこそ汗流しのご褒美だと思います。 なぜか宮崎駿の「魔女の宅急便」の主人公ききを思い出しました。いつも明るい、いつも元気な彼女は初めて、都会に来て不慣れな環境で必死に頑張った末、一人前になるという物語です。 このアニメのタイトルは中国語で「小魔女的速逓(しょう もうぬぃ すうーでぃ)」といい、日本語の直訳ですが今、週一に日本で番組を完成させ中国にSpeedingに届けることをやっている自分も正に魔女に変身して情報を宅急便しているような気持ちです。 |