第3回  数字にも金運が秘めている 

中国では、携帯電話を新規購入する際に、日本と同じような加入料や本体料などの費用以外に、「有料の指定番号と無料の任意番号」の選択によって、番号料が必要となることがあります。


日替わりに有料番号がリストアップされている

番号によって、有料、無料だけの区別ではなく、番号によってそれぞれに値段も違い、最高金額2万元(日本円30万円)というデラックス番号もありますよ。現在この金額で販売している番号は「1390−121−5183」です。そのわけは、頭数字の1390は、中国で一番最初誕生した携帯番号であり、現在すでに廃止された、いわゆる絶版ですね。そして、尾数の5183は、中国語の「我要発財」(これから私がリッチになるぞ)の発音と似ているため、人気爆発!
それ以外に、尾数に「8」が多く付いているものも、みんなの取り合いになる「的」となっています。
では、どんな番号は不人気かというのは、「4247」という数字だそうです。理由は中国語の「死児死妻」(妻も子供も死ねとの直訳)、または「無妻無児」と発音が近い「5257」などがあげられます。
そして、面白いのは、こんな番号が安売り、つい無料になっても目も向かない人がほとんどという極端な現象です。

もちろん、こんな現象は携帯電話に限らず、家庭用電話にも起きています。
こんなふうに、一見に無生命なアラビア数字でも、中国で金運が秘めているなんで、次のギネスブックに載せられかもしれませんよ。


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