音声ファイル付

クリスマス文化

           (クリスマス 特集)

「ジングルベル、ジングルベル、ジングル オーザーウェイ・・・」、12月に入ると、町中で一斉に「ジングルベル」が鳴りはじめます。

小さい頃、それは中国の歌だと思っていましたが、後外国でクリスマス専用ソングであることがわかりました。当時先生のアコーディオンについて歌うと、心中は明るくなって、すぅっと通ったような気がしていました。トナカイがソリを引いて、真っ白な雪の世界を楽しそうに走り抜けていく、そんな風景が目の前に思い浮かんできたものです。

この曲の魅力って、やはり歌詞もリズムも簡単でありますが、心を引く力を持っているところではないでしょうか。それを聴くと、気持ちがわくわくしてきて、トナカイに乗せられて、教会に連れこまれていくような・・・すると、人々は思わず「今年のクリスマスにどんなケーキを予約しようか」、「家族友人にはどんなプレゼントがいいかな・・・」と考えてしまうのです。

中国では、以前クリスマスを祝う習慣がありませんでした。今は?・・・あるともいえません。

だが、習慣と流行とは別なこと。若者にとっては、どうでもよいことです。ほら、街中ぴかぴかと光っているカラフルーなイルミネーション、ホテル中で歓談している人々の笑顔を見てご覧!それらは、「もうクリスマスだよ!」との知らせではないでしょうか。北京市内にあるバーシティのスタッフは「24,25日二晩、入場料は普段より3倍も高いが、今年も絶対大いに盛りあがる」と自信満満で言ってくれました。

クリスマスを祝う人は、必ずしもその宗教的本来の意味がわかっているわけではありませんが、クリスマスが従来のチャイニーズ カレンダーにロマンチックな祝日がほとんどないという物足りなさを見事に補ってくれたことを、彼らはただ感謝しています。クリスマスのおかげで、恋人同士は親の許可を得て、堂々と深夜までデートすることができるのです。

一部の西洋の国でも、中国の春節の風習を真似しようかとの話しがされているようです。その理由のひとつは、チャイニーズの現地での影響力が日に日に大きくなっていること、もうひとつは、西洋人は春節が持つアットホームな雰囲気をうらやましく思っているからです。

これらの現象を通して、言語も風習も異なるが、同じ地球村に暮らしている世界中の人々は、お互いの文化の融合浸透によって、カルチャーのグロバルー化という新しい時代を築き上げていくだろうと、私は強く感じ取ったのです。



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