音声ファイル付

第18回 整形ブーム


ゴールディンウィークはあっという間に終わってしまい、家族サービスとしてさんざん旅行に連れて行ってきた私は、重い体を引きずってオフィスのドアを開けた。「おはよう!」といつもの秘書の声、私もいつものようにあいさつを返そうとするが、「あら?!」一週間ぶり、元々美形の秘書の顔が更にきれいになったことに気づきました。

結局彼女は連休を利用して「大変臉」―美容整形手術を受けたらしい。

これはたまたま私のオフィスで起きた個別なことだと思いましたが、その後ある美容外科主任先生に取材する機会があって、自分がかなり時代遅れていたことがわかった。

先生の話によると、貴重な連休を利用して整形手術したひとが大変多かった。北京市だけでも約8千人が「自己改造計画」に成功したそうで、中には20−30代女性がメインですが、近頃男性や中高年も次々仲間入りしているし、このトレンドは今後とも続いていくと予想されています。手術はだいたい簡単、回復しやすい二重まぶた、鼻形成、レーザーによるしわ、シミ取りなどとなり、そしてなぜ連休を選ぶというのは、休暇を生かし、回復して連休明け斬新な姿で同僚、クラスメーツに向かいたいからです。

70年代の人民服、全身紺色ファッションから、80年代のジーバーン、90年代の化粧美容を経て今日の整形ブームまでのプロセスが、違う角度から改革開放によって中国人に外見または内面に起きた大きな変化をうかがうことが出来るでしょう。

今度皆さんは中国で久しぶりに友人と会う際、もし相手の四角い顔が、丸くなったり、目の大きさが変わったり、鼻が高くなったりしていることに気づいたら、絶対、絶対に驚かないように…



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