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第19回 中国のひとりっこ


1979年人口による重圧を緩和させるため、中国は一人っ子政策に踏み込んだのです。初代一人っ子は今年で24歳、結婚年齢を迎えることになりました。

年を取った人は、当時一人っ子の身分の同級生を思い出すと、ほとんど内気で、人と交流するのが苦手などのイメージを持っています。そのため、一人っ子政策が実施された当初彼らは内気で、人との交流が下手な一代となるのではないかと心配する人が多くいました。

24年経った今日、都会で24歳までの98%が一人っ子として生まれてきたため、中国社会の大きな群れとなっているのです。

引っ込めがちの性格になるのではないかと心配していますか?電車の中、レストランノンのなか、彼らの明るい、場合によっては少しうるさいじゃないかと思うほど大きな声で歓談している光景を見ることが出来ます。

ストレスに耐える精神力があるのでしょうかと心配していますか?学校は、小学からはじまる厳しい進学競争の中、(成績によって)レベルわけされることも多いが、彼らは愉しく日々を過ごし、苦しむことがあっても束の間(すぐ立ち直る)。

逆境に耐えることができるのでしょうかと心配していますか?世界の中に彼らの足跡が残り、毎日4時間の睡眠時間、4時間の勉強、16時間のアルバイト、異郷で自力で生活には、試練が多いでしょう。

一人っ子と言っても、中国人本来のおおらかな気質を失っていない、逆に改革開放とともに、古い決まりにこだわらず21世紀新時代に釣り合うよう努力しています。

皆さん、周りに24歳頃の中国人留学生がいますか?彼らは一人っ子でしょうか?日本の非一人っ子と比べ、暗いでしょうか?機会を作って接してみてはいかがでしょうか?



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