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第23回 中国のネットカフェ

もし「最近の日本の大きいニュースは」と聞かれたら、恐らく「あの著名なIT上場会社ライブドアが日本放送の株券を買収する」とあげるひとが多いです。
ITって、何年か前はまた珍しい言葉だったが現在、めまぐるしい勢いで人々の生活に浸透しているのです。

北京北部に「中関村」という場所がありますがご存知ですか?ここでは清華大学、北京大学などの名門出身の大学生とIT精鋭らが設立したコンピューター関連会社がずらりと並んでいて、「中国のシリコンバレー」と呼ばれています。
今日はここのネットカフェに取材してみたいと思います。ストリートに立つと、何軒ものネットカフェが目に付きますが、とりあえずこの照明が明るくつけている広い店に入ることにしました。(店内に)何百台ものコンピューターがおいていて、深夜にもかかわらずほとんど満員。


店長の話によると「全部で320台のコンピューターがあり、2−3年前オープンした当時は「北京ナンバーワンの規模」と誇っていましたが、いまは一般的になってしまいました。利用者はサラリーマン、OLもいますが大学生の数が一番多く、中に外国留学生もいます。彼らはここで資料を調べたり、ゲームを遊んだり、ネット映画、音楽を楽しんだり、チャートしたりして…」

ネットカフェ人気の理由はブロードバンドによってスピードが速いからです。ネット上で複数のひとが共同でひとつのゲーム、たとえば、「三国志」、「水滸伝」を完成させるのが、週末の楽しみと思う人は少なくありません。その盛り上がりぶりは日本の「パチンコ」に負けません。
統計によると、2004年中国ネット利用者の数は8700万、うちブロードバンド利用者は2500万に達し、しかも年25%のスピードで増えつついています。

ITによって、人々のライフスタイルが変わり、視野が広がり(もちろんブラク、グレーエロ系のマイナス情報も入ってきています)。
今度中国を訪ねる際に、日本で想像しにくい巨大な中国式のネットカフェにも行かれてネットに蝕むひとの気持ちを体験してみてはいかがでしょうか。



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