第31回 ある新米公務員の給料明細


今回の中国レポートは、ある24歳の上海女性公務員の収入と貯蓄計画を紹介します。皆さんにとって何かよいヒントになると嬉しいです。

この上海女性公務員は張という、張ちゃんと呼ぶことにしましょう。
張ちゃんは大卒したばっかり、給料が高くない、月給1158.9元、年収13906.8元を貰っています。将来正規公務員になると張ちゃんは2万元をもらえるそうです。
そして賞金は月々1500元、一年間の賞金は18000元で給料より高いですね。正規公務員になったら賞金も36000元の倍になります。
(張ちゃん)毎月は給料に賞金また月々の積み立て金200元を合わせると34306.8元の収入を貰っています。

しかし中国では基本給だけじゃ贅沢できない各種の手当てが欠かせません。手当ては会社各自に決めるものです。張ちゃんがどんな手当てがあるのかが見てみましょう。

毎月に食事手当て300元、3ヶ月毎に乗車手当て500元。元旦、春節、五月一日のメーディ、十月一日の建国記念日各2000元。
七月、八月、九月の夏場各月高温手当てとして500元、年間旅行費2000元、健康維持手当て1500元、皆勤賞年に6000元,これらの手当てを合計24600元。
それ以外に商品券、食事券、牛乳券などの実物支給額は6000元に達し、基本給と全ての手当てを合算して張ちゃんが毎月に約7500元を貰っています。日本円に10万円くらい、この収入は上海では中等クラスになるそうです。

張ちゃんは収入の三分の二を住宅貯金に回し、早くマイホームを購入したいと思っているからです。残りの三分の一は、保険と小遣いに半分ずつ使っています。現在(住宅のために積み立てているから)まだ好きに使えないですが、五年後の彼女はマイホームもマイカーも持ち余裕のあるセレブになるのは間違いありません。

もし今度会社に上海赴任に命じられたら、日本の給料をもらって現地生活をするあなたはきっと張ちゃんより数倍よい暮らしができるだろう。



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